確定申告の基礎知識

 今年も8カ月が過ぎました。お仕事の調子はいかがですか?
 今回は今年からお仕事を始めた方のために、今知っておきたい確定申告に関
 わる基礎知識をご紹介いたします。

●確定申告の時期
 今年の1月から12月までの確定申告は来年3月になります。まだまだ時間は
 ありますが、日頃から準備が必要です。お仕事にかかった支出(経費)を控
 えておくなど準備をしておきましょう。

●白色申告と青色申告

 確定申告には白色申告と青色申告の2種類があり、控除の額や
帳簿付けの義
 務など違いがあります。ただし、青色申告はその年の3月15日までに届け
 をだしておく必要がありますから、初めての申告は白色申告になる人が多い
 でしょう。 青色申告はさまざまな面でメリットが多いので、来年分から変更
 を考えている方は、忘れずに届けをだしましょう。

 注:その年の1月16日以降に開業した場合(開業届けを提出した場合)は、
   
2カ月以内ならば青 色申告にできます。

●源泉所得税って何?
 初めてイラストのお仕事をしたとき、振込まれた金額が予め聞いていた金額
 より10%少なくてあせったという人も少なくないはず。これは制作者へ報酬
 が支払われる際、その一部(原稿料では10%)が源泉所得税として差し引か
 れているためです(源泉徴収)。差引かれた源泉所得税は制作者の税金とし
 て、後日発注した会社が税務署に納めます。そして、発注した会社から制作
 
者へは、翌年1〜2月ころに、「支払調書」(報酬として支払った金額と源
 泉所得税が記入されている)が届きます。「支払調書」は確定申告の際に必
 要ですので、大切に保管します。届かない場合には、請求して発行してもら
 
います。
 
●支払い過ぎた税金を確定申告で取り戻す!

 自分の所得にかかるはずの税金の金額よりも、源泉徴収された金額が大きい
 場合には確定申告することで差額が戻って来ます。ちなみに「所得」は、収
 入から仕事にかかった支出(経費)を引いた金額のこと。収入=所得ではあ
 りません。

●確定申告の目安は38万円
 所得が 年間38万円に満たない場合には、申告する必要はありませんが、源
 泉所得税を引かれている場合には、申告することで払い込みすぎた源泉所得
 税が戻ってきます。

 年間所得が 年間38万円以上になる場合には、確定申告をする必要がありま
 す。年間所得から38万円を引き、更に生命保険料控除等も引いた額が330万
 円以下ならその金額の10%が税額となります。源泉徴収された金額の総額と
 税額を比べて支払い過ぎている場合は、その分の金額が戻って来ます(還付)。
 
 年間の仕事の量が少なく、確定申告によって戻って来る金額が少ない場合で
 も、できれば確定申告をしていくように心掛けると、仕事の規模が大きくな
 ったときに慌てなくてすみます。

●仕事に関する支出(経費)
 仕事に関わる支出にはいろいろあります。例えば、通信費(インターネット
 のプロバイダー費・切手代・宅配便など)や交通費、光熱費、図書研究費な
 ど。仕事に関わるプリンターインク代・ファックスやコピー用紙なども含ま
 れます。また、高額な物を購入した場合などは、何年かに分けて減価償却費
 という名前の経費できます。日頃から領収書やレシートを保管するなどして、
 確定申告の際に困らないようにしておきましょう。

●イラスト以外のお仕事をしている場合

 会社に勤務するかたわら、イラスト制作などの仕事を個人受けている場合な
 どは、その会社の雇用形態によって控除される金額やなどが変わって来ます。
 下記サイトで調べるか、
税務署へ 問い合わせてください。

●参考サイト
 国税庁のホームページ  http://www.nta.go.jp/
 確定申告についての最新情報やQ&Aがあります。

 確定申告書作成コーナーもあり、必要な用紙をダウンロードできたり、金額
 などを記入すると自動的に計算して申告書を作成できたりと便利です。(2005.12月9日修正)


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